こんばんは、工房職人桑原です。寒くなってきて、釣りに行きにくくなってきたのか、工房依頼が、増えてきました。マイロッドに手をかける時間が、また少なくなってきそうです。(お客様優先ですから)
でも、合間を見つけ、ネチネチ製作しています。では、次回の続きです。
グリップのパーツをセレクト!最初にリールシートを決めます。それにあわせて前後のEVAやコルクを合わせます。
パーツ選びのコツは、竿の径より大きい径の部品を選び、かさ上げに糸を巻いたり、写真のコアテープなどで、内径にあわせます。
接着には、2液のエポキシ接着剤をつかいます。A液、B液を1:1で混ぜるタイプがほとんどで、種類によって硬化時間が異なります。グリップのようにゆっくり作業したい場合は、30分硬化タイプが、使いやすく 部分的な仕上げの場合、5分硬化タイプが、使いやすいでしょう。
リールシート周りです。EVAの前後のワインディングチェックが、引き立ててくれます。
グリップ周りを糸巻きで化粧しました。セパレートグリップ部分は、カーボンパイプを使うのが主流ですが、もともと竿が太いので、カーボンパイプをかぶせると、太すぎるので、糸巻きしてコーティング仕上げにすることにしました。
コレで、糸巻き部分をコーティングすると、グリップは、完成です。次回は、ガイドのセッティングに入ります。
みなさん、寒くなったら、山陽の工房で竿作り! 1日かけて、ああでもない、こうでもないってのも楽しいかも!お暇な方、遊びに来てください。引きたてコーヒー入れてお待ちしています。(品切れしてたらごめんなさい)では、また近いうちに!